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TRAVEL NOTES (U.S.A)
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 ユニバーサルスタジオ

 

3月28日(木)

長かった我々の旅行もいよいよ残り二日。舞台は再びロサンゼルスである。この日は三人でユニバーサルスタジオに行き、最終日は個人行動でそれぞれ好きなところへ行こうということになった。

しかし、そのユニバーサルスタジオにつくまでの道が険しい。ガイドブックにはこう書いてあった。

「7thストリートから424番のバスに乗る。」

その424番のバスがなかなか見つからないのだ。7thストリートをいっくら探しても3ケタのバスすら見当たらない。

あたりにいる人たちに聞いてまわる。
「424ならこの次の通りから乗れるわよ。」

しかし、そこまで行っても見当たらないのでまた通行人に聞いてみると、
「ああ、それならあっちだよ。」
と、今来た方向を指差される。そんなことの繰り返しだった。

ようやく4**という番号のバス停を遠くに見つけ、
「あったあった。きっとあれだ。」
などといいながら喜び勇んで近づいていくと、436だった。

そんなことを何回も繰り返した挙句、地下鉄で行くのが一番早いと言われ、地下鉄で行くことにした。

あっさりユニバーサル・シティ駅についた。しかもユニバーサルスタジオの入り口は目の前だった。バス停を探して転がりまわった一時間は一体なんだったのか。

ユニバーサルスタジオ。ハリウッド映画の、あの迫力が、あのスケールが実体験できるのである。期待は高まっていく。

しかし、チケットを買ったところで仲間の一人がやけに身軽になっていた。
「お前、荷物は?」 「あっ・・・」
車輪つきの旅行かばんを持っていた彼は、チケットを買ったときにそれを忘れてきていた。

ただでさえ置き引きの被害が多いアメリカにおいてこの無用心さは由々しきことである。ってか、とても信じられなかった。

しかし、この悪い例がいたおかげで残りの二人は常に気を引き締めることができたのであった。


 

ジュラシックパーク・ライドに乗った。これは最後に水に突っ込むところがあり、ずぶ濡れ覚悟のアトラクションなのだが、ぬれたくない人のために雨ガッパのような「ポンチョ」を1.5ドルで販売していた。

なんと悪どい商売だろうか。

そのポンチョをかぶっていよいよ出発。途中、いろいろな恐竜が出てきたが、どれもとてもリアルじゃなくて、お粗末な感じだった。そして、最後の水に飛び込むところまでやってきた。

「ザッパァァァァーン」 「うわあぁっ

轟音の中に、なんだか日本人の悲鳴が聞こえたような気がした。

もうもうと立ち込める水しぶき。それがだんだんと晴れていき、ふと横を見ると、友人の一人がずぶ濡れになっていた。

彼は、ポンチョのフードを抑えなかったため、勢いでそれがめくれ、もろに水をかぶっていた。これではせっかく買ったのに全く意味がない。

彼は前髪から水滴をたらしながら悲しそうな顔をしてたたずんでいた。
 このアトラクションの満足度・・・・★★

 

他のアトラクションは
●ターミネーター2   満足度・・・・★★★★★
ストーリーが映画とシンクロしていて、演出もしっかりしてよくできていた。

●バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド
             満足度・・・・★★★
ただ乗り物がゆれて画面が映画っぽいだけ。マイカル小樽に似たようなのがあった

●バックドラフト    満足度・・・・★★★★★
本物の炎をつかっており、かなり迫力があった。個人的に一番よかった。心臓が弱い人は注意。

●ワイルドワイルドウエスト   満足度・・・・★★★
ごくごく普通のアクションショー。

●ウォーター・ワールド    満足度・・・・★
ストーリーもよくわからんし、普通に面白くなかった。日本人向けじゃないような気がする。

●アニマル・アクターズ・ステージ
        満足度・・・・★★★★
下手したら一番面白かったかも。でも、テレビで見ればすむような感じ。平凡な動物のショー。

 

★は10個で満点です。基本的に子供向けって感じでたいして面白くなかった。期待が大きかっただけにこんなもんかって思った。

どことなくさみしくなりながら岐路に着くぼくたちがいた。

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