午前中の作業を終え、ふらっと駅前まで向かったところ、「ランチ 帯広 豚丼」という看板を発見。
明かりに飛び込む虫のように、なすすべもなく店に吸い込まれていました。(笑)
というわけで、中目黒駅近くの焼とんのお店「紅とん」が始めたランチの帯広風豚丼をいただきました。
メニューに書かれていたのは普通盛り(680円)とメガ盛り(980円)。
その間はないのかと聞いてみましたが「ありません」とのことなので、メガ盛りを注文。
見ての通り、肉がどんぶりからはみ出さんばかりのボリューム。柔らかく、タレの甘みもちょうどよくて旨いです。帯広ではグリーンピースが乗ってるお店が多いですが、白髪ネギのシャキシャキした触感が肉と合っていて僕はこっちの方が好きでした。
もちろんこの値段でこの量で味噌汁までついてて大満足でした!
男も女も商売も、第一印象が肝心
ところで、今回僕がこのお店を訪れたのは、完全に、店の前に出されていた小看板に心惹かれたからです。
内容は「ランチで帯広風の豚丼をやってる」という情報だけですが、とっても美味しそうに写った豚丼のアップ写真、その背後で燃えたぎる炎(笑)、力強いフォントが非常にインパクトがあり、普通に歩いていても目に入り、なおかつ思わず「おいしそう」と感じてしまうものでした。
小看板を出してランチ営業の告知をしている飲食店は多いと思いますが、逆に「もったいないなぁ」という看板もよく見かけます。
- 店内メニューをコピーしただけのもの
- 写真が無くメニューの内容を想像しづらい
- 手書きに「味」がありすぎて読めない / 読みづらい(黒板にチョークで書くタイプの看板を使っているお店に多い)
- 値段の記述が無い
- お店の場所が書かれていない(ちょっと離れた場所に置いている、複合ビル内にお店がある場合など)
普段街を歩いていて、これじゃあ入らんだろ、と感じたものをいくつか挙げてみました。
もちろん、見る側の感覚によっても受け取り方が変わってくると思いますが、こういうのは出す側はなかなか気づきづらいもの。
せっかくどんなに良いものを提供していても、それを伝えられなければお客は呼べないし、それに気づかずにいることは大きな機会損失でしょう。
これってWEBのデザインにも通じるものがあるなぁと感じました。
「【必要とされている情報】を、【魅力的に】伝える」
今後も、そこを見失わないようにしないといかんなぁと、満腹になった腹をさすりながら改めて感じた昼下がりでした。
ちなみに、「豚丼」は北海道の帯広市やその周辺の十勝地方の名物で、現地ではたくさんの豚丼専門店があり、こんなサイトまであります。
そっち方面に行った際には、ぜひ本場の豚丼を食べてみてください☆
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