セカンドアルバム。このアルバムと次の「jugar
hard pain」は連続したストーリー性を持つコンセプトアルバム的な作り。ラストのM13は自作への布石となる、プロローグのようなものになっている。
タイトルの通り、古い映画のサウンドトラック、というものがイメージされるようなアルバム。相変わらずかなりアクが強く、明らかに万人受けはしないであろう雰囲気が漂っている。マイナーコード、というか短調のピアノが多く使われていて、オペラとかそういうのも連想させる。けど、軽薄とも思えるほどノリノリな曲もあり、両極端だ。そういったものがほぼ交互に並べられているようだ。ベートーベンの「月光」から始まり、ヨーロッパの悲劇を思わせるような幕開け。M6、M8もどこか悲劇的た。かと思えばM5やM7はなんだか変な薬をやったんじゃないかってくらいアッパー。さらにシングルM9の異様なテンションは頭にこびりついて離れない。表現に困るほどの圧力に圧倒される。M3は初期の彼としては珍しくハードなギタープレイがかなり前面に出た曲。ストレートに男らしくてカッコいいね。そしてM11は前進の血が沸くような必殺ロックチューン。四つ打ちドラムに高揚感をあおるギター、ベースに体が動く。ライブには欠かせない名曲。
今から見れば初期の名作といえるものがけっこう多いアルバム。
FAVORITE & PUSH : 11、9、3、10
夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー
THE YELLOW MONKEY
92・6・21
1.Song For Night Snales (8)
2.Subjective Late Show (8)
3.Oh!Golden Boys (8)
4.Neurotic Serebration (8)
5.Chealsy Girl (8)
6.不愉快な6番街へ (7.5)
7.This Is For You (7.5)
8.Foxy Blue Love (7.5)
9.真珠色の革命時代 (8.5)
10.Romantist Taste (8.5)
11.Walkin' In Sunshine (7.5)
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1. BUNCHED BIRTH (7)
2. WELCOME TO MY DOGHOUSE (8)
3. FAIRY LAND (8)
4. LOVERS ON BACK STREET (8)
5. HANG ONTO YOURSELF (7.5)
6. SLEEPLESS IMAGINATION (8)
7. TEARS OF CHAMELEON (8)
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