□□BangLaccie　【JAPANESE（2004・1～6）】

MUSIC TOP　　

　S．F．sound furniture

capsule
2004・6・9

1.S．F．sound furniture　（8）
2.GO！GO！Fine Day　（7.5）
3.ポータブル空港　（8.5）
4.宇宙エレベーター　（8）
5.Future TV　（－）
6.未来生活　（7.5）
7.壁に付いてるスイッチ　（7.5）
8.Super Scooter Happy　（7.5）
9.ミルクティーの時間　（－）
10.Ocean Blue Sky Orange　（8）
11.レトロメモリー　（8.5）
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capusuleの4th。タイトルのS.F.は「音の家具」の略でもあり、作品のテーマである「未来」も意味している。
お得意の電子系ピコピコポップにジャズやハウス、ラウンジの要素を盛り込んだ音で、キュートでポップな未来の世界を構築している。前作「phony phonic」に比べ、ピコピコ度、ポップ度が増していてどちらかというと2ndの雰囲気に近い。その底なしのポップさに嫌でも明るくなる楽しいアルバム。
それでありながら、ＣＭで使われていたＭ11に代表されるように、どこかレトロな感じが全体に漂う。言うなら、子供の頃に見たアニメに描かれている昔の人が想像した未来を形にしたような作品。

FAVORITE & PUSH ： 11、3、10

　Mouth to Mouse

syrup16g
2004・4・21

1.実弾（Nothing's gonna syrup us now）　（8）
2.リアル＜album Ver.＞　（8.5）
3.うお座＜album mix＞　（7.5）
4.パープルムカデ＜album mix＞　（8）
5.My song　（8.5）
6.Mouth To Mouse　（7）
7.I・N・M　（8）
8.回送＜album Ver.＞　（8）
9.変態　（8）
10.夢　（8）
11.希望　（8）
12.メリモ　（7.5）
13.ハミングバード　（7.5）
14.Your eyes closed　（7.5）
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「今、最も戦ってるロックバンド」と、アーチストの間でも評価の高いsyrup16gの5th。
重苦しく響くギター、気だるいボーカル、退廃的な雰囲気は相変わらずだが、どうしようもなく破滅的で衝動的だった今までの作品と比べると、どこか全体的に優しく、力の抜けたような印象を受ける。
特に、Ｍ5のようなストレートなラブソングなんかは今までの彼らからは考えられない。しかしこれが切なく美しい傑作だ。他の曲もそれぞれが全く別の個性を持っていて、次々と増殖するマウスのように多彩な楽曲が詰められた非常に濃いアルバムである。個人的には初期のレディオヘッドに通ずるものがあると思う。

FAVORITE & PUSH ： 5、2、8、10

　色色衣

SPITZ
2004・3・17

1. ｽﾀｰｹﾞｲｻﾞｰ　（8）
2. ﾊｲﾌｧｲ･ﾛｰﾌｧｲ　（7.5）
3. 稲穂　（7.5）
4. 魚　（7.5）
5. ﾑｰﾝﾗｲﾄ　（8）
6. ﾒﾓﾘｰｽﾞ　（8）
7. 青春生き残りｹﾞｰﾑ (New Mix)　（8）
8. Suginami Melody　（8.5）
9. 船乗り　（8.5）
10. 春夏ﾛｹｯﾄ　（8）
11. 孫悟空　（8）
12. 大宮ｻﾝｾｯﾄ　（8）
13. 夢追い虫　（8.5）
14. 僕はｼﾞｪｯﾄ　（7.5）
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最新シングルも含め、アルバム未収録の音源を集めた企画盤。懐かしい曲が並ぶ。 M14はなんと1989年にレコーディングされたデビュー前のデモ音源からのトラック。笑えるくらい若い。
でもそれ以外は新しいものから古いものまで１０年以上の開きがあるにもかかわらず全然違いを感じさせない。優しげで心地よい、相変わらずのスピッツ節。改めてそのスタイルの一貫性に驚くばかり。聴いてて単純に気持ちがよい。

FAVORITE & PUSH ： 13、9、8、12

　LOVE PSYCHEDELICOⅢ

LOVE PSYCHEDELICO
2004・2・25

1.Everybody needs somebody　（8.5）
2.Mind across the universe　（8）
3.My last fight　（8.5）
4.all over love　（7.5）
5.Happiness　（7.5）
6.I am waiting for you　（8）
7.fleeing star　（8）
8.裸の王様　（7）
9.Silver dust lane　（8）
10.Hello　（8）
11.Neverland　（8.5）
12.III　（8）
13.GRAPEFRUITS　（8）
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デリコの約２年ぶりとなる3ｒｄアルバム。やや落ち着いた感じでおとなしめだった前作、そしてどことなくパワー不足な感じがしたM6、M8のシングル二作のイメージを払拭する力強く聴き応えのある内容になった。
何というか全体的にスキがない。映画の主題歌になったＭ1、ドラマの主題歌のＭ3といったいキャッチーなものもあり、Ｍ11のように重苦しくも美しいメロディーで聴かせるものもあり。それ以外の曲もつぶ揃いでカッコよく、飽きさせない。ギター、ボーカルそのものの美しさ、カッコよさというものを再認識させてくれる作品。

FAVORITE & PUSH ： 1、11、3、

　LICKS & ROCKS

TRICERATOPS
2004・2・18

1. Mechanical Friend　（7.5）
2. 1000 Love　（7.5）
3. Tattoo　（8）
4. 世界は燃えている　（8）
5. 何気ないSunday　（7）
6. Rock Music　（8）
7. 赤いｺﾞｰｶｰﾄ　（8）
8. Johnny Depp　（8.5）
9. Carousel　（7.5）
10. 夜のStranger　（8）
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トライセラの5ｔｈアルバム。様々な趣向を凝らして作りこんだ前作と打って変わって、ギター、ベース、ドラム以外の余計なものを一切削ぎ落とし、原点に立ち返ったような作品。
ホントに原点回帰という言葉がピッタリはまる。初期、それもファーストアルバムの頃の音に戻っている。タイトルの通り純粋に彼らの求めるロックを追及してるといった感じだ。。ギターのリフも効いてるし、ベース、ドラムもがっちり噛み合っている。ただ、曲としては突出したものがなく、全体的にはまあまあかな、といった感じ。ともかく、ファンは一安心の内容じゃないだろうか。

FAVORITE & PUSH ： 8、10、7

　At The Black Hole

YOSHII LOVINSON
2004・2・11

1.20 GO　（8.5）
2.TALI　（8）
3.CALIFORNIAN RIDER　（8.5）
4.SADE JOPLIN　（8）
5.SIDE BY SIDE　（8）
6.FALLIN' FALLIN'　（8）
7.SPIRIT'S COMING(GET OUT I LOVE ROLLING STONES)　（8）
8.BLACK COCK'S HORSE　（7.5）
9.SWEET CANDY RAIN　（8.5）
10.at the BLACK HOLE　（7）
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惜しくも解散が決まったTHE YELLOW MONKEYのボーカル、吉井和哉のソロプロジェクト、YOSHII LOVINSONのファーストアルバム。ドラム以外のほとんどの楽器を彼自身が担当。
イエモンファンの自分としては非常に心配ではあったが、思いのほかすんなり入れた。もちろん、バンドではなくなったので音の印象はだいぶ違うが、曲、あるいは詞それ自体はイエモンのころと比べてさしたる変化はない（元々彼が全部やっていたので当たり前といえばそうなんだけど）。全体的にあっさりとポップな音になってはいるが、どことなく漂う退廃的な雰囲気はやはり吉井和哉という人間からにじみ出るものなのだろう。どの曲も丁寧に釣り込まれていて非常に聴きやすいアルバム。

FAVORITE & PUSH ： 1、9、3

　七色

Jazztronik
2004・2・4

1.七色　（8.5）
2.鳳凰　－ＰＨＯＥＮＩＸ　（8.5）
3.Ａｒａｂｅｓｑｕｅ　（8.5）
4.Ｍａｇｉｃ　Ｌａｄｙ（Ｉｎｔｅｒｌｕｄｅ)　（8）
5.Ｄｏｎ’ｔ　ｈｏｌｄ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｔｅａｒｓ　（8）
6.Ｎａｎａ　（8.5）
7.Ｓｋｙ　Ｆａｌｌｉｎ’　（7.5）
8.Ｓｏｍｅｄａｙ（Ｅｔｕｄｅ　Ｆｏｒ　Ｔｈｅ　Ｒｉｇｈｔ）　（7）
9.影　（7）
10.ＳＡＭＵＲＡＩ　－侍　（8）
11.Ｗａｌｋ　Ｉｎｔｏ　Ｔｈｅ　Ｍｅｍｏｒｙ　（7.5）
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とにかく「気持ちいい」という言葉がピッタリと来るアルバム。もちろんむちゃくちゃオシャレでカッコいい音なんだけど、「クラブミュージック」といういかにも気取った感じはなく、とてもポップで聴きやすい。
特に伸びやかなボーカルとメロディーが美しいＭ１からそのままＭ2へとなだれ込み、さらにラテンノリノリのＭ３へと続く序盤は最高！逆に中盤ではぐっと落ち着き、後半はピアノ中心の聴かせる曲が増えるが、ちょっと沈みがちなので前半のノリを維持してほしかったところ。
ドライブなんかにはすごく合いそうなアルバムだ。車を手放してしまったのが惜しまれる。

FAVORITE & PUSH ： 1、2、3、6、10

　日々のあわ

ハナレグミ
2004・1・21

1. うららかSun　（8.5）
2. ﾚﾀｰ　（8.5）
3. ﾏﾄﾞﾍﾞｰｾﾞ　（8）
4. ﾊﾝｷｰﾊﾟﾝｷｰ　（8.5）
5. さらら　（8）
6. 嘆ｷｯｽ　（8）
7. きのみ　（7.5）
8. ｽﾃﾙﾄﾐﾁﾙ　（8）
9. 心空　（8）
10. Musica　（7.5）
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ハナレグミのセカンドアルバム。
前作はどちらかというと休みの日に屋内でギターを弾いてるといった雰囲気だったが、今回は太陽の下で親しい仲間とセッションをしているような伸びやかな空気に包まれている。陽気なカントリーのＭ1やＭ6、ホーンとギター、コンガなどのパーカッションがゴキゲンなＭ2が楽しい。シャボン玉舞う彼のライブのハッピー感が蘇ります。同時にＭ4に代表される優しく歌い上げるナンバーも相変わらず心に染みまくり。寝る前に聴くと心が安らぎます。
あとやっぱり彼は声がすごくいいですね。「ハッピーパケット代は1/5♪」のＣＭ終わっちゃって残念。

FAVORITE & PUSH ： 2、1、4

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